包茎には様々な治療法がありますが、真正など症状が重い場合には手術による包茎治療が必要になります。
手術は比較的短時間で終わりますが、手術後には様々なケアが必要になります。
今回は術後のケア方法についてさらに詳しく確認してみましょう。
術後の「入浴・シャワー」の注意点
包茎治療の手術はほとんどの場合には局所麻酔で行われ、手術をした当日に帰宅することができます。帰宅後は基本的に普段通りの生活を送ることができますが、手術をした当日は入浴やシャワーを行うことはできません。
包茎治療の手術では皮膚を切開して縫合する作業が行われるため、雑菌繁殖の原因となる水との接触は厳重に避けることが必要とされるのです。
手術をした当日は傷口に刺激を与えることがないように、できるだけ安静にしてください。
傷口が回復するための期間には個人差がありますが、通常は手術の翌日にはシャワーを浴びることができます。
ただし術後すぐに傷口を濡らすことはできませんので、事前にビニールを巻くなど患部を濡らさないように注意をしながらシャワーを浴びるようにしましょう。
包茎治療の手術から4日程度が経過すれば、包帯を外して傷口をシャワーで濡らすことができます。
石鹸などを使って軽く汚れを洗い流すこともできますので、患部を優しく洗ってから消毒薬・軟膏を患部に塗布して新しい包帯を巻いてください。
ただし熱い湯で患部を洗うことや、浴槽に浸かることは避けるようにしましょう。
浴槽にゆっくりと浸かる通常の入浴が可能になるのは、手術から15日程度が経過してからになります。
ただしこれらは包茎治療の手術後の回復が順調であることが前提となります。
術後に患部の違和感を感じる場合などには、入浴やシャワーについては自分で判断をせず、医師に相談をして指示に従うようにしてください。
術後の「生活」の注意点
包茎治療の手術をした直後は、生活にも注意が必要になります。
特に手術をした当日は安静にして、患部に強い刺激を与えないようにしましょう。
手術直後の包帯をしている期間には、尿が飛び散って下着を汚すことがあるかもしれません。
患部の腫れがひくまでの間は、トイレは洋式の便器に座って用を足すようにしましょう。
包茎治療の手術からしばらくの間は、傷口から少量のにじむような出血が認められることがあります。少量であれば心配ありませんが、量が多い場合には診察を受けて医師に相談をしてください。
手術から1週間程度が経過するまでの期間は、激しい運動は避けることが必要です。
出血の可能性がありますので、スポーツなどは控えるようにしてください。
自動車の運転は手術当日から可能ですが、オートバイや自転車の運転は不可となります。
食事は普段通りで構いませんが、術後の飲酒は避けるようにしましょう。
タバコや辛いものやコーヒーなどの刺激物は、通常の量であれば摂取しても大丈夫です。
下着の制限はありませんので、普段通りの下着を着用すればOKです。
手術直後は患部を圧迫しない、余裕のある下着やズボンを着用してください。
手術から2週間程度が経過して回復が良好であれば、オートバイや自転車の運転ができるようになります。
スポーツや飲酒もOKとなりますが、患部を強くぶつけることがないように注意をしてください。
手術から3週間程度が経過して抜糸が完了(抜糸が必要な場合のみ)すれば、水泳などのスポーツもOKとなります。
術後の「性行為・自慰行為」の注意点
包茎治療手術の傷口が回復するまでには、通常3週間から4週間程度の期間が必要になります。
それまでの間は性行為や自慰行為を行うことはできませんので、いずれについても控えるようにしてください。
手術後に勃起をしてしまうことについては特に問題はありませんが、意図的に勃起させることについては避けるようにしましょう。
手術直後の患部は糸で縫合されていますので、勃起をすると多少の突っ張る感じや痛みを感じるかもしれません。
ただし勃起をしても縫合の糸が切れてしまう心配はありません。
患部に痛みを感じることがあれば、手術後に処方される痛み止めの薬を服用するようにしましょう。
包茎治療の手術では、自分自身で傷口のケアを行うことが一般的です。
手術当日から3日目までは包帯をとらないこと・消毒をしないこと・傷口を濡らさないことを心がけて、患部の回復を待つようにしましょう。
手術から4日が経過すると傷口が徐々にふさがってきますので、患部を洗浄・消毒して清潔な状態を保つことを心がけてください。シャワーで石鹸を使って患部を優しく洗浄し、洗浄後には消毒薬や軟膏を塗布して新しい包帯を巻きなおします。
手術から1週間が経過すれば包帯は不要になりますし、2週間が経過すれば消毒も不要になります。患部を石鹸で洗浄し、傷口の周囲を清潔に保つようにしましょう。
包茎手術では抜糸が必要なナイロン糸を使用する場合と、抜糸不要の自然に溶ける糸を使用する場合とがあります。
3週間程度が経過して術後の経過が良好で、抜糸が完了または糸が溶けてなくなれば、性行為や自慰行為についてもOKとなります。
まとめ
包茎治療の手術は日帰りで行うことができる比較的簡単な手術であり、術後は自分で傷口のケアを行うことができます。
基本的には抜糸以外での通院は不要となりますが、術後の患部に違和感を感じた場合などにはすぐに診察を受けて医師に相談をしてください。
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